高橋伸夫ゼミナール 《2017年度冬学期テキスト: 課題・要約・参考文献》  Handbook  BizSciNet

Penrose, E. T. (1959; 1980; 1995; 2009). The theory of the growth of the firm. 1st & 2nd eds. Oxford, UK: Basil Blackwell. 3rd & 4th eds. Oxford, UK: Oxford University Press. ★★★解説
初版の邦訳, E.T.ペンローズ(1962)『会社成長の理論』(末松玄六 訳). ダイヤモンド社.
第2版の邦訳, E.T.ペンローズ(1980)『会社成長の理論』(末松玄六 訳). ダイヤモンド社.

第3版の邦訳, エディス・ペンローズ(2010)『企業成長の理論』(日高千景 訳). ダイヤモンド社.


※このテキストは、サラサラ読めるような類のものではなく、難解です。
※なので、精読しますが、精読しろと言われて、はいそうですかとできるものでもありません。
※そこで、ばらつきはありますが、約15ページずつ、21のセッションに分けました。たった15ページ。精読しましょう。
※そして、内容の理解を深めるために、《課題》について、皆でディスカッションしましょう。


セッション ページ  
              第三版への序文  要約》 by 森本苑子

01    001-019   《課題》組織を大きくするときに必要な経営者サービスを列挙してみよう。【p.6】


              第1章 イントロダクション  要約》 by 鎌田明宏

02    021-030   《課題》最近、急成長を遂げている身近な組織を列挙してみよう。【pp.28-29】


              第2章 理論における企業  要約》 by 奈良勇貴・伊津野咲

03    031-042   《課題》既に数百人規模になっている組織をとりあげ、創設時と比較してみよう。【p.42】

04    042-055   《課題》メンバーが入れ替わっているのに組織が生き残るとはどういうことか考えてみよう。【pp.46-48】


              第3章 企業の事業機会と「企業者」  要約》 by 近藤愛奈

05    061-074   《課題》起業したかったのではなく、社長になりたかった「ベンチャー」経営者を探してみよう。【pp.71-72】


              第4章 合併をともなわない拡張  要約》 by 石川紘士・岡林宏尭

06    077-091   《課題》組織の幹部がチームでありうるための必要条件とは何だろう。【p.81】

07    091-101   《課題》不確実性下では、どんな人が経営者をやるべきか、経営者の例を探してみよう。【pp.98-99】


              第5章 「継承された」資源と拡張の方向  要約》 by 山田圭佑・伊藤梢

08    107-124   《課題》同じ人でも、使われ方によって生み出すサービスが違ってくる例を挙げてみよう。【p.114】

09    124-132   《課題》ある組織を取り囲む需要の中で、その組織にとって意味のない需要を探してみよう。【pp.125-129】


              第6章 規模の経済性と成長の経済性  要約》 by 永松賢三

10    137-154   《課題》組織が成長するときには必要だが、大きくなったら不用になる仕事を探してみよう。【pp.151-154】


              第7章 多角化の経済学  要約》 by 鎌田明宏・奈良勇貴・岡林宏尭

11    159-175   《課題》日本のビール会社がビール以外に作っている製品を挙げてみよう。【p.160】

12    176-190   《課題》どうしてビール以外の製品を作るようになったか調べてみよう。【pp.176-186】

13    190-212   《課題》企業の一般的成長策として多角化がなぜ重要なのか考えてみよう。【pp.204-205】


              第8章 買収と合併を通じての拡張  要約》 by 伊津野咲・山田圭佑・石川紘士

14    221-242   《課題》最近のニュースから「買収」と「合同」の例を探してみよう。【p.223】

15    242-255   《課題》最近のニュースから「事業」売買の例を探してみよう。【pp.245-254】

16    255-269   《課題》調整と統合を犠牲にした「帝国建設者」の例を探してみよう。【p.263】


              第9章 時間の経過のなかでの企業の成長率  要約》 by 森本苑子・米永圭佑

17    277-287   《課題》拡張に利用可能な経営者サービスがない状況とは、どんな状況か考えてみよう。【pp.282-287】

18    287-297   《課題》拡張に必要とされる経営者サービスが大きい状況とは、どんな状況か考えてみよう。【pp.287-294】


              第10章 成長経済における大企業と小企業の地位  要約》 by 近藤愛奈

19    301-316   《課題》既に大企業が存在している産業に、ベンチャー企業が参入できる隙間を探してみよう。【pp.311-313】


              第11章 成長経済における成長企業: 産業集中のプロセスと支配のパターン  要約》 by 永松賢三・後藤睦美

20    319-336   《課題》人為的な参入障壁の事例を探してみよう。【pp.327-329】

21    336-356   《課題》寡占化が進んだ産業を選んで、合併買収の歴史を調べてみよう。【p.336】


Penrose, E. (1985). The theory of the growth of the firm twenty-five years after. Studia Oeconomiae Negotiorum 20. Uppsala,Sweden: Acta Universitatis Upsaliensis. 翻訳(上野喬 訳) 外部リンク

第四版への序文
Pitelis, C. N. (2009). Edith Penrose's 'The theory of the growth of the firm' fifty years later. In E. T. Penrose, The theory of the growth of the firm (4th ed.) (pp.ix-xlvii). Oxford, UK: Oxford University Press.

解説論文
高橋伸夫 (2002)「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」『赤門マネジメント・レビュー』1(1), 105-124. ダウンロード・サイト



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