Guetzkow, H., & Simon, H. A. (1955). The impact of certain communication nets upon organization and performance in task-oriented groups. Management Science, 1(3/4), 233-250. 【解説】
メソッド・タイム設定法(Maynard, Stegemerten, & Schwab, 1948)を使って実験したレポート。この論文はマーチ=サイモンの第6章で引用されているが、その原典(初版p.143; 第2版p.164)の記述では、なぜか "methods-analysis technique" と表記され、そのことが明示的ではない。実は、マーチ=サイモン(March & Simon, 1993, p.35 邦訳p.21)は、人間は機械よりもはるかに複雑なので、こうした試みには限界があると批判をしているので、自分たちも研究に使っていたことを隠したかったのかもしれない。